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「教行信証講義」 本多 弘之 先生
5月22日(火)午後4時~ 6/20(水)、7/11(水) ▼ このゆえに「回向を首として、大悲心を成就することを得たまえるがゆえに」(論)と言えり、と。(「証巻」285頁) 海は、我われがいくらもがいてもどうにもならないほどのスケールの大きな用きを象徴する表現です。大きな海の波が来たときの体感というものを思うと、どうにもならない。人間の自力など、生死の大きな海の用きには全く抵抗できない。そういう海を渡そうというのが、本願力の還相回向だというのです。(中略)「得たまえるがゆえに」という日本語の敬語表現のルビは、親鸞聖人がふったものです。明らかに法藏菩薩のはたらきだと。「大悲心」というからには、これは如来の大悲であると。還相の回向は如来の大悲であることを押えるために、わざわざ「たまえる」とふっているわけですよ。【文責・平野喜之】 今月は、p.285の『論註』の引文の途中からです。 〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7 学仏道場 相応学舎
「教行信証講義」 本多 弘之 先生
4月28日(土)午後4時~ 5/22(火)、6/20(水)、7/11(水) ▼ 二つに還相(げんそう)の回向と言うは、すなわちこれ利他(りた)敎化(きょうけ) 地(じ)の益(やく)なり。(「証巻」284頁) 大涅槃の果が必然として与えられて、その果自身の中に如来の還相の回向が用(はた ら)きだす。教義学では回向は如来の用きだが、往相還相は衆生の相だと考えてき た。二種の回向は如来の回向だけれど、往相還相という二種の相は衆生の相だと。そ うすると、浄土に往く姿が往相で、浄土から還って来る姿が還相、それをさせるのが 如来の回向。そういう理解になる。(中略)親鸞聖人は、如来の欲生心が人間を翻すと 言われる。如来が衆生に用いて解放する。我われはそれに催されて、南無阿弥陀仏を 信ずることができる。如来によって自分が敎化される。我われが敎化を受ける中に、 第二十二願の利益、還相回向の利益が用いてくるのです。【文責・平野喜之】 今月も、p.284の御自釈からです。 〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7 学仏道場 相応学舎
「教行信証講義」 本多弘之先生
2012年3月27日(火)午後4時より 4/28(土)、5/22(火)、6/20(水)、7/11(水) ▼ 帰去来(いざいなん)、魔境(まきょう)には停(とど)まるべからず(「証巻」284頁)浄土を善導大師が帰去来(いざいなん)とおっしゃったことには、非常に大きな意味がある。我われが本当に帰るべき場所として大涅槃を欲しいのかと。大涅槃が欲しいということが無いのに大涅槃のことを考えたら無意味ですよね。大涅槃が欲しい、それが欲生心なんだと。安楽浄土が欲しいということは、存在の故郷が欲しいということなんだと。これを回復したいという要求がなければ回向も何もないわけでしょう。だから、一人一人なんですよ、これに出遇うか出遇わないかは。これに出遇って、初めて教えに触れていける。善導大師は帰去来という言葉で言われます。帰去来という言葉は唐の時代の人だっら、相当多くの人が共感できたのでしょう。【文責・平野喜之】 今月は、p.284の御自釈からです。 京都市北区小山下総町28−7 学仏道場 相応学舎
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