2012年 06月 15日
相応学舎からのお知らせ 2012年6月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生
6月20日(火)午後4時~
7/11(水)、9/6(木)、10/23(火)、11/20(火)、
12/8(土)午後3時~ 報恩講、1/15(火)、2/19(火)
▼上(かみ)に諸仏(しょぶつ)の求むべきを見ず、 下(しも)に衆生(しゅじょう)の度(ど)すべきを見ず。(「証巻」286頁)
一切は皆空だから、みな平等である。そうすると、仏陀に成るべき目標もなくなる、救うべき衆生もいなくなる、自分は一番上まで行った、終点に着いたと錯覚する。それは小乗の阿羅漢が開いた心境と同じ立場である。この問題が菩薩道の大問題なのです。仏法は悟りを開いて終わりだという誤解がある。釈尊は、覚りを開かれたところから如来に成られて、苦悩の衆生にあえて言葉を出された。言葉を出すことは、ますます衆生を混乱させる恐れもある。しかしそれでも、自分が獲得した平等の救いを語りかけられた。釈尊が説法に立ちあがられたそのお姿に如来を仰いだのが大乗なのです。【文責・平野喜之】
今月は、p.286の『論註』の引文の途中からです。
〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7
学仏道場 相応学舎
6月20日(火)午後4時~
7/11(水)、9/6(木)、10/23(火)、11/20(火)、
12/8(土)午後3時~ 報恩講、1/15(火)、2/19(火)
▼上(かみ)に諸仏(しょぶつ)の求むべきを見ず、 下(しも)に衆生(しゅじょう)の度(ど)すべきを見ず。(「証巻」286頁)
一切は皆空だから、みな平等である。そうすると、仏陀に成るべき目標もなくなる、救うべき衆生もいなくなる、自分は一番上まで行った、終点に着いたと錯覚する。それは小乗の阿羅漢が開いた心境と同じ立場である。この問題が菩薩道の大問題なのです。仏法は悟りを開いて終わりだという誤解がある。釈尊は、覚りを開かれたところから如来に成られて、苦悩の衆生にあえて言葉を出された。言葉を出すことは、ますます衆生を混乱させる恐れもある。しかしそれでも、自分が獲得した平等の救いを語りかけられた。釈尊が説法に立ちあがられたそのお姿に如来を仰いだのが大乗なのです。【文責・平野喜之】
今月は、p.286の『論註』の引文の途中からです。
〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7
学仏道場 相応学舎
by k_gachapin
| 2012-06-15 00:00
| 相応学舎