2016年 04月 13日
相応学舎からのお知らせ 2016年4月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生
2016年 4月22日(金)午後4時~6時
5/20(金)、6/15(水)、7/20(水)、9/7(水)、10/20(木)、11/15(火)、12/2(金)報恩講は午後3時から
▼声聞は実際をもって証とす。計るに更によく仏道の根芽を生ずべからず。しかるを仏、本願の不可思議の神力をもって、摂して彼に生ぜしむるに、必ず当にまた神力をもってそれをして無上道心を生ぜしむべし。(315頁)
これは、何を言っているんだと思っていたのですけど、実は天親菩薩を憶念しておられるんだって気が付いたんですよ。天親菩薩はもともと小乗の論師だったのですから。小乗仏教の代表的な論師として倶舎論を書いた。この人が、縁あって大乗の唯識の教えに帰したということですね。これは有り得ないことと言ってもいいぐらいのことなんですね。我われはもう、兄貴が無着菩薩ですから、弟の世親が大乗に帰するぐらいは当たり前だと、つい思っているけど、こんなことは本当は起こらないことなんだ。そういうことを曇鸞はここで書いているわけです。
【文責・平野喜之】今月は315頁の後から4行目からです。
〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7
学仏道場 相応学舎
2016年 4月22日(金)午後4時~6時
5/20(金)、6/15(水)、7/20(水)、9/7(水)、10/20(木)、11/15(火)、12/2(金)報恩講は午後3時から
▼声聞は実際をもって証とす。計るに更によく仏道の根芽を生ずべからず。しかるを仏、本願の不可思議の神力をもって、摂して彼に生ぜしむるに、必ず当にまた神力をもってそれをして無上道心を生ぜしむべし。(315頁)
これは、何を言っているんだと思っていたのですけど、実は天親菩薩を憶念しておられるんだって気が付いたんですよ。天親菩薩はもともと小乗の論師だったのですから。小乗仏教の代表的な論師として倶舎論を書いた。この人が、縁あって大乗の唯識の教えに帰したということですね。これは有り得ないことと言ってもいいぐらいのことなんですね。我われはもう、兄貴が無着菩薩ですから、弟の世親が大乗に帰するぐらいは当たり前だと、つい思っているけど、こんなことは本当は起こらないことなんだ。そういうことを曇鸞はここで書いているわけです。
【文責・平野喜之】今月は315頁の後から4行目からです。
〒603-8151 京都市北区小山下総町28-7
学仏道場 相応学舎
by k_gachapin
| 2016-04-13 22:05
| 相応学舎