相応学舎からのお知らせ 2017年7月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生
2017年 7月7日(金)午後4時~6時
9/11(月)、10/23(月)、11/16(木)
12/1(金)報恩講 午後3時から
分身して物を利すること等しくして殊なることなし(p.321)
苦悩する衆生のいるところに、自分の身を分かってでもいこうと。人間はこの世に命として与えられた場合は、身体が一個ですから、一つの個体として生きている限りは、実際は不可能なんですね。身を分かってでも実践したいと思っても、出来ないんですよ。(中略)深い願いを一回限りの命を一個の身体で成就するということはとても難しい。なかなか自利利他円満の菩薩道をこの世で菩提心を成就するまでやるということはとてもできないんですよ。(中略)天親菩薩も龍樹菩薩にしても課題は大きいけれどもなかなかそれは実現できないと。そういう限界があって、無量寿仏に帰命すると。無限大悲の仕事は無限大悲にお任せをすると。衆生がたすかるか、たすからないかは大悲の縁にあってもらうしかないでしょう。【文責・平野喜之】
今月は321頁の9行目からです。
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