相応学舎からのお知らせ 2017年9月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生 2017年 9月11日(月)午後4時~6時 10/23(月)、11/17(金)(☚11/16が、11/17に変更)、12/1(金)報恩講 午後3時から |
お互いに尊敬し合いながら、ちゃんと共同体を作るということほど難しいことはない。でも、僧伽は、仏陀が始めからそういう人間関係をご自分自身がちゃんとそれを見ながら作り上げていったんだと思うんですよ。みんなそれぞれの因縁の深い家を出家して、菩提心を持った存在として、お互いに尊敬し合う。そして乞食をするときは一人で行けと。他とつるんでいくんじゃないんだと。一人で行けと。独立しながらも、僧伽として共同すると。こういう在り方を念じておられたわけですね。インドのような階級制度の激しいところで、よくまあそういう階級意識をとっぱらって、この世に生まれた因縁がどのようなことであろうと、みな尊敬すべき存在であると。だから、この僧伽に入ってきたら、みな平等だと。仏陀は、そういう理念で人間関係を、自由で独立しつつ関係できる関係を何とか作ろうとした。 【文責・平野喜之】
今月は321頁の12行目からです。
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