相応学舎からのお知らせ 2017年10月 |
相応学舎からのお知らせ
「教行信証講義」 本多 弘之 先生 2017年 10月23日(月)午後4時~6時 ☆ 11/17(金)(☚11/16が、11/17に変更) 12/1(金)報恩講 午後3時から |
これは実は「信巻」でね、真仏弟子釈をするときに、第33願を引いておられるんですね。本当に仏弟子であるということはどこで成り立つかと言ったら、光のはたらきを蒙って身心が柔軟になるところ。柔軟心をいただくことができる。柔軟心というのは、矛盾を矛盾と感じない。矛盾が矛盾でないようになる智慧を得る。そういうことが、触光柔軟の願、光に遇うことにおいて、煩悩が菩提と矛盾するなんてことがなくなると。苦悩が安楽と矛盾するということがなくなると。光の大悲のはたらきを感ずるところに、だんだんに触光柔軟の願がしみてくることによって、そういう智慧が与えられるんだという。憬興自身がこの十二光を註釈しながらですね、十二光のはたらきは第33願の光明のはたらきなんだと、こういうふうに註釈しているところに、親鸞聖人は深く共感しておられるんだと思うんですね。【文責・平野喜之】
今月は322頁の8行目(御自釈)からです。
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