相応学舎からのお知らせ 2019年6月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生
2019年 6月11日(火)午後4時~6時
7/9(火)、9/17(火)、10/22(火)、
11/12(火)、12/7(土)報恩講 午後3時~
1/21(火)、2/17(月)無窓忌 午後3時~
作願の内容としての回向が成就するというところに回向が二つに開かれると。如来の回向が往還二回向になると。往還二回向の大きなはたらきにおいて行信ともに衆生のものになるんだということが、親鸞聖人がおっしゃろうとする大事な方向性のはずなのに、香月院のように往相還相の「相は衆生につく」と衆生の所有にしてしまうと、如来のはたらきが回向だけになって、如来の回向が二つに分かれるということがどこかに消えてしまうわけですよ。
そういう問題があってね、時代が変わっているにもかかわらず、江戸時代の権威を盾にして考えようとする。それに縛られてしまうということがずっとあるもんだから、新しいことを言っているように見えても、縛りから出られない。そういう問題がずっとあったんじゃないかと思うんです。曽我先生でもそういう傾向がある。【文責・平野喜之】
今月は331頁3行目「問う。」からです。
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