相応学舎からのお知らせ 2018年5月 |
「教行信証講義」 本多 弘之 先生 2018年 5月18日(金)午後4時~6時 6/22(金)、7/6(金) |
往生は本願力回向の往生です。自力で往生するんじゃない。凡夫が自分で往生するんじゃない。他力の信心、本願力回向の信心において、報土の真身を得証するという果をいただけるということ。その果は決して自分で体験するんじゃない。そういうところに、曽我先生が純粋未来と言わざるを得ないような、未来から来る形としてしか言えないような。有限の身を生きているんだから、無限になることはできない。けれども、無限に摂っせられているという事実を感受することはできる。感受するというところにおいて、無限と摂っしている。無限が私を受け入れてくれている。自分が無限になることはできない。その関係をどういうふうに言葉にするかという問題がある。それはやっかいなことですね。我われは無限になんか絶対になれない。なれないにも関わらず、摂っせられている事実がある。光明の広海に浮かぶという生活があり得る。これが、信心の仏法なんです。 【文責・平野喜之】
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